呻吟語 / 外篇・品藻・道高ければ毀自ら來たる
寄所知云:道高毀自來,名重身難隱。
新字:寄所知云:道高毀自来,名重身難隠。
書き下し
所知に寄せて云ふ、「道高ければ毀自ら來たり、名重ければ身隱れ難し」。
現代語訳
知り合いに寄せて言う。道が高ければ謗りは自ずとやって来る。名が重ければ身は隠れにくい。
解説
品藻篇を締めくくる、二句の対です。道が高いほど謗られ、名が重いほど隠れられない。どちらも良いものが招く不都合です。人物を論じ続けてきた篇の最後に、論じられる側の宿命が置かれる形になっています。前に出てきた、名望が高いのは福ではないという段と同じ主題です。人物を論じた篇の最後に、論じられる側の宿命が置かれます。
この章句が説くこと
道名謗り隠れる宿命
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