呻吟語 / 外篇・品藻・丹心猶ほ自ら血鮮鮮たり
題湯陰廟末聯:千古形銷骨已朽,丹心猶自血鮮鮮。
書き下し
湯陰廟に題する末聯、「千古形銷し骨已に朽つるも、丹心猶ほ自ら血鮮鮮たり」。
現代語訳
湯陰の廟に掲げた詩の最後の対句。千年を経て姿は消え骨も朽ちたが、赤心はなお血が鮮やかなままだ。
解説
岳飛を祀る湯陰の廟に掲げた対句です。形も骨も朽ちたのに、赤心だけが鮮やかなままだと詠みます。前に出てきた、名は万世のものだという段と同じ主題ですが、こちらは詩句として示されているぶん像が強い。血の鮮やかさという一語が、時間の長さと対比されて効いています。血の鮮やかさという一語が、時間の長さと響き合います。
この章句が説くこと
岳飛丹心詩時間鮮明
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