呻吟語 / 外篇・品藻・緊要は適用濟事に在り
士君子高談闊論,語細探玄,皆非實際,緊要在適用濟事。
新字:士君子高談闊論,語細探玄,皆非実際,緊要在適用済事。
書き下し
士君子の高談闊論、細を語り玄を探るは、皆な實際に非ず。緊要は用に適し事を濟すに在り。
現代語訳
士君子が高く大きく語り、細かなことを論じ玄妙を探るのは、どれも実際ではありません。肝心なのは、用に合い事を成し遂げることです。
解説
議論の高さも細かさも玄妙さも、実際ではないと切り捨てます。残るのは用に合うことと事を成すことだけ。前に出てきた、紙上の議論は宇宙に何の足しにもならないという段と同じ主張です。次の段で、俗語を引いてこの基準が補強されます。実用一点に絞った判定になっています。議論の質ではなく、成果の有無だけが問われる構図です。
この章句が説くこと
実用高談玄妙成事判定
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