呻吟語 / 外篇・品藻・眼界大なれば則ち識見自ら別なり
建天下之大事功者,全要眼界大。眼界大則識見自別。
書き下し
天下の大事功を建つる者は、全て眼界の大なるを要す。眼界大なれば則ち識見自ら別なり。
現代語訳
天下の大きな事功を打ち立てる者は、すべて見える範囲が広いことを求めます。見える範囲が広ければ、識見はおのずと別のものになります。
解説
事功の大きさを、見える範囲の広さに帰します。範囲が広ければ識見が自然と変わる、と。努力や才能ではなく視野が先だという構図です。前に出てきた、孔孟以前の人物は見るところが大きいという段と同じ主張で、こちらは事功の側から述べられています。視野を広げることが先だという順序です。視野を広げることが先だという、順序の指示になっています。
この章句が説くこと
事功視野識見範囲順序
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