呻吟語 / 外篇・品藻・然る後に與に性を言ふ可し
透悟天地萬物之情,然後可與言性。
新字:透悟天地万物之情,然後可与言性。
書き下し
天地萬物の情を透悟して、然る後に與に性を言ふ可し。
現代語訳
天地万物の情を突き抜けて悟って、初めて性について語り合えます。
解説
性を論ずる資格を、万物の情を悟ることに置きます。人の性だけを見て論じても届かない、ということでしょう。前に出てきた、万物は毛ほども自分と関わらないものが無いという段と合わせると、性の議論が世界全体の観察を前提とすると分かります。議論の入場条件を示した一段です。性の議論が、世界全体の観察を前提とすると分かります。
この章句が説くこと
性万物情前提資格
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