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呻吟語 / 内篇・性命・六合は原と是れ個の情世界

六合原是個情世界,故萬物以之相苦樂,而至人聖人不與焉。

新字:六合原是個情世界,故万物以之相苦楽,而至人聖人不与焉。

書き下し

六合は原と是れ個の情世界、故に萬物之を以て相苦樂す。而して至人・聖人は與らず。

現代語訳

天地四方の世界は、もともと情でできた世界です。だから万物はそれによって互いに苦しんだり楽しんだりします。しかし至った人や聖人は、そこに与しません。

解説

世界の成り立ちが情の一語で捉えられます。喜びも苦しみも情から生まれるのだから、情でできた世界に住む限り、苦楽は避けられない。ここまでは冷静な観察です。そのうえで至人と聖人は与らないと言う。情を無くすのではなく、情の生む苦楽に振り回される仕組みから降りるということでしょう。世界を否定せず、そこでの立ち位置だけを変える見方です。

この章句が説くこと

世界苦楽距離超然

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