呻吟語 / 外篇・天地・四時惟だ冬のみ天地の性
四時惟冬是天地之性,春夏秋皆天地之情。故其生萬物也,動氣多而靜氣少。
新字:四時惟冬是天地之性,春夏秋皆天地之情。故其生万物也,動気多而静気少。
書き下し
四時は惟だ冬のみ是れ天地の性、春夏秋は皆な天地の情なり。故に其の萬物を生ずるや、動氣多くして靜氣少なし。
現代語訳
四季のうち、冬だけが天地の本性で、春夏秋はみな天地の情です。だから万物を生むときには、動く気が多く静かな気が少ないのです。
解説
四季を性と情に分けます。冬が本性で、残る三つは情。性は動かない土台、情は表に出る動きという区分です。そして万物を生む場面では動く気が多いとされます。生成は情の働きであって、本性は静かな冬にあるという見方で、前の段の厳寒を仁とする議論とつながっています。生成は情の働きであって、本性は静かな冬にあるのです。厳寒を仁とする前の議論と、ここでつながります。
この章句が説くこと
四季性情冬静生成
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