呻吟語 / 外篇・品藻・盡く木訥なる底は盡く智慧
盡聰明底是盡昏愚,盡木訥底是盡智慧。
新字:尽聰明底是尽昏愚,尽木訥底是尽智慧。
書き下し
盡く聰明なる底は是れ盡く昏愚、盡く木訥なる底は是れ盡く智慧なり。
現代語訳
すっかり聡明な者はすっかり暗く愚かであり、すっかり木訥な者はすっかり智恵深いのです。
解説
聡明と愚かさを、そっくり入れ替えます。前に出てきた、賢者で愚かに見えない者はいないという段と同じ主張ですが、こちらはさらに極端です。聡明さが表に出ている者は中身が暗く、口下手な者に智恵がある。二十字足らずの逆説で、外見と中身の乖離を言い切った一段です。外見と中身の乖離を、二十字足らずで言い切っています。
この章句が説くこと
聡明木訥逆転外見智恵
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