呻吟語 / 外篇・品藻・五つの觀る處
觀操存在利害時,觀精力在饑疲時,觀度量在喜怒時,觀存養在紛華時,觀鎮定在震驚時。
新字:観操存在利害時,観精力在饑疲時,観度量在喜怒時,観存養在紛華時,観鎮定在震驚時。
書き下し
操存を觀るは利害の時に在り、精力を觀るは饑疲の時に在り、度量を觀るは喜怒の時に在り、存養を觀るは紛華の時に在り、鎮定を觀るは震驚の時に在り。
現代語訳
守り保つ力を観るのは利害の時です。精力を観るのは飢え疲れた時です。度量を観るのは喜び怒る時です。養いを観るのは華やかな時です。鎮まり定まる力を観るのは、驚き震える時です。
解説
五つの資質と、それが現れる場面を対にします。利害、飢餓と疲労、感情、華やかさ、驚き。どれも平時ではなく、負荷がかかった時ばかりです。とくに華やかな時に養いが現れるという組み合わせが鋭く、苦境だけでなく好条件も試験になると示されています。人を観る場面の一覧です。苦境だけでなく、好条件も試験になると示されています。
この章句が説くこと
観人場面利害飢疲華やか
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