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呻吟語 / 外篇・品藻・大節は都て脫略廢墜す

今之國語鄉評,皆繩人以細行,細行一虧,若不可容於清議,至於大節都脫略廢墜,渾不說起。道之不明,亦至此乎?

新字:今之国語鄉評,皆縄人以細行,細行一虧,若不可容於清議,至於大節都脫略廃墜,渾不説起。道之不明,亦至此乎?

書き下し

今の國語鄉評は、皆な人を繩するに細行を以てす。細行一たび虧くれば、清議に容る可からざるが若し。大節に至りては都て脫略廢墜して、渾て說き起こさず。道の明らかならざる、亦た此に至るか。

現代語訳

今の国の議論も郷里の評判も、みな細かな行いで人を縛ります。細かな行いが一つ欠ければ、まるで清らかな議論に容れられないかのようです。大きな節目に至っては、すっかり抜け落ち廃れて、まるで話題にも上りません。道が明らかでないのも、ここまで来たのでしょうか。

解説

評判の基準が、細行に偏り大節が消えたことを嘆きます。細かな一つの欠けで排除されるのに、大きな節目は話題にすらならない。前に出てきた、小さな節目で人品を定めるのは笑うべきだという段と同じ主張で、こちらは世評の現状として描かれています。細かな一つの欠けで排除されるのに、大きな節目は話題にすらならない。世評の現状を、そのまま描いた一段です。

この章句が説くこと

世評細行大節基準嘆き

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