呻吟語 / 外篇・品藻・虛文に燁燁たる者は本實必ず薄し
於天理汲汲者,於人欲必淡;於私事耽耽者,於公務必疏;於虛文燁燁者,於本實必薄。
新字:於天理汲汲者,於人欲必淡;於私事耽耽者,於公務必疏;於虚文燁燁者,於本実必薄。
書き下し
天理に汲汲たる者は、人欲に必ず淡し。私事に耽耽たる者は、公務に必ず疏なり。虛文に燁燁たる者は、本實に必ず薄し。
現代語訳
天の理にせわしく励む者は、人の欲に必ず淡い。私事に耽り込む者は、公務に必ず疎かです。中身の無い飾りに輝いている者は、本当の実が必ず薄い。
解説
三つの対で、力を注ぐ先と欠ける先を示します。天理に励めば人欲が淡く、私事に耽れば公務が疎かになり、飾りに輝けば実が薄い。力の総量が一定だという前提が背後にあります。どこに輝いているかを見れば、どこが薄いかが分かる。人を見る目としても使える一段になっています。どこに輝いているかを見れば、どこが薄いか分かります。
この章句が説くこと
総量天理私事虚飾配分
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