呻吟語 / 内篇・修身・處身は薄きに妨げず
處身不妨於薄,待人不妨於厚;責己不妨於厚,責人不妨於薄。
新字:処身不妨於薄,待人不妨於厚;責己不妨於厚,責人不妨於薄。
書き下し
身に處するは薄きに妨げず、人を待つは厚きに妨げず。己を責むるは厚きに妨げず、人を責むるは薄きに妨げず。
現代語訳
自分の暮らしは薄くてかまいません。人への接し方は厚くてかまいません。自分を責めるのは厚くてかまいません。人を責めるのは薄くてかまいません。
解説
薄と厚という二字を、四つの組み合わせに配ります。暮らしは薄く、接し方は厚く。自責は厚く、他責は薄く。二十四字の中に、自他と待遇と責任の配分がすべて収まっています。覚えやすく、迷ったときの物差しとしてそのまま使える形です。呻吟語には対句が多くありますが、これはとりわけ均整の取れた一段です。迷ったときは、この四つの向きを思い出せばよいのです。
この章句が説くこと
厚薄自他責任待遇配分
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