呻吟語 / 外篇・品藻・畢竟輕々しく恁のごとくならず
只氣盛而色浮,便見所得底淺。邃養之人安詳沉靜,豈無慷慨激切,發強剛毅時,畢竟不輕恁的。
新字:只気盛而色浮,便見所得底浅。邃養之人安詳沈静,豈無慷慨激切,発強剛毅時,畢竟不軽恁的。
書き下し
只だ氣盛んにして色浮かべば、便ち得る所底の淺きを見る。邃養の人は安詳沉靜なり。豈に慷慨激切、發強剛毅の時無からんや。畢竟輕々しく恁のごとくならず。
現代語訳
気が盛んで顔色が浮ついていれば、それだけで得たものが浅いと分かります。深く養った人は落ち着いて静かです。意気に激し強く剛くなる時が無いわけではありません。しかし軽々しくそうはなりません。
解説
得たものの深さを、気と顔色で測ります。盛んで浮ついていれば浅い。そして深く養った人にも激する時はあるが、軽々しくはならないと続けます。激しさを禁じるのではなく、その頻度と軽さを問題にしているのが要点です。前に出てきた、気は盛んを忌むという段と同じ立場になっています。激しさを禁じず、その頻度と軽さを問題にしています。
この章句が説くこと
気顔色深浅激情頻度
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