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呻吟語 / 外篇・品藻・世何ぞ吾輩有るを貴ばんや

吾輩日多而世益苦,吾輩日貴而民日窮,世何貴於有吾輩哉?

書き下し

吾輩日に多くして世益ます苦しみ、吾輩日に貴くして民日に窮す。世何ぞ吾輩有るを貴ばんや。

現代語訳

我々が日ごとに増えるほど世はいよいよ苦しみ、我々が日ごとに貴くなるほど民は日ごとに窮します。世に我々がいることの、どこが尊いのでしょうか。

解説

前の段を受けた結論です。士大夫が増え地位が上がるほど、世と民が苦しむ。数と地位が害の量に比例しているという指摘で、存在意義そのものが問われます。最後の反問に答えは示されません。自分たちを名指しした自己批判の中でも、最も厳しい一段になっています。自分たちを名指しした自己批判の中でも、最も厳しい一段です。数と地位が、害の量に比例しています。

この章句が説くこと

士大夫比例存在意義自己批判

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