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呻吟語 / 外篇・品藻・善く其の身を用ふる者

能用天下而不能用其身,君子惜之。善用其身者,善用天下者也。

書き下し

能く天下を用ひて能く其の身を用ひざるは、君子之を惜しむ。善く其の身を用ふる者は、善く天下を用ふる者なり。

現代語訳

天下を用いることはできても、自分の身を用いることができない。君子はそれを惜しみます。自分の身を上手に用いる者こそが、天下を上手に用いる者です。

解説

天下を動かせる人が自分を動かせないという逆説を突きます。そして順序を逆転させ、自分を用いられる者こそ天下を用いられるとします。前に出てきた、自分を従わせるのが最も難しいという段と同じ主張で、こちらは天下と自分の大小を入れ替えることで、順序の重要さが示されています。天下と自分の大小を入れ替えて、順序を示しています。

この章句が説くこと

用身用天下順序逆説自制

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