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呻吟語 / 外篇・品藻・露才は飾才より甚だし

露才是士君子大病痛,尤其甚於飾才。露者,不藏其所有也。飾者,虛剽其所無也。

新字:露才是士君子大病痛,尤其甚於飾才。露者,不蔵其所有也。飾者,虚剽其所無也。

書き下し

才を露はすは是れ士君子の大病痛なり。尤も其の才を飾るより甚だし。露はすとは、其の有る所を藏さざるなり。飾るとは、其の無き所を虛剽するなり。

現代語訳

才を表に出すのは、士君子の大きな病です。才を飾ることよりもさらにひどい。表に出すとは、持っているものを隠さないことです。飾るとは、持っていないものを虚しく借りてくることです。

解説

才を見せることと、才を装うことを比べ、見せるほうがひどいとします。意外な判定です。装うのは持っていないから虚しいだけですが、見せるのは実力があるぶん害が大きいということでしょう。前に出てきた、鋭さを隠せという段と同じ立場で、こちらは虚飾と比べることで重さが際立っています。実力があるぶん、見せることの害が大きいのです。

この章句が説くこと

露才飾才虚飾隠す比較

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