呻吟語 / 外篇・品藻・君子の交はりは激を怕る
君子之交怕激,小人之交怕合。斯二者,禍人之國,其罪均也。
新字:君子之交怕激,小人之交怕合。斯二者,禍人之国,其罪均也。
書き下し
君子の交はりは激を怕れ、小人の交はりは合を怕る。斯の二つの者は、人の國を禍するに、其の罪均しきなり。
現代語訳
君子の交わりは激しく対立することを恐れ、小人の交わりは結びつくことを恐れます。この二つは、人の国に禍をもたらす点で、罪は同じです。
解説
君子同士と小人同士で、恐れるべきことが逆になると言います。君子は対立、小人は結束。前に出てきた、五つの徳が主になれば事が敗れるという段と、小人が徒党を組むという段の両方を受けた形です。そして罪は同じだとされます。善い者同士の分裂も、悪い者同士の結束と同じ害だという判定です。善い者同士の分裂も、悪い者同士の結束と同じ害なのです。
この章句が説くこと
交わり対立結束害同罪
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