呻吟語 / 外篇・品藻・小節細行を以て人品を定む
有俗檢,有禮檢。有通達,有放達。君子通達於禮檢之中,騷士放達於俗檢之外。世之無識者,專以小節細行定人品,大可笑也。
新字:有俗検,有礼検。有通達,有放達。君子通達於礼検之中,騷士放達於俗検之外。世之無識者,専以小節細行定人品,大可笑也。
書き下し
俗檢有り、禮檢有り。通達有り、放達有り。君子は禮檢の中に通達し、騷士は俗檢の外に放達す。世の識無き者は、專ら小節細行を以て人品を定む。大いに笑ふ可きなり。
現代語訳
世俗の作法があり、礼の作法があります。通じて達することがあり、放たれて達することがあります。君子は礼の作法の中で通じ達し、風流の士は世俗の作法の外で放たれ達します。世の見識の無い者は、もっぱら小さな節目や細かな行いで人品を定めます。実に笑うべきことです。
解説
作法と自在さを、それぞれ二種に分けます。君子は礼の枠の中で自在になり、風流の士は俗の枠の外で放たれる。どちらも枠との関係で位置づけられます。そして小さな作法の乱れだけで人を測る目を、笑うべきだと切り捨てます。判定の基準を大きく取れという指摘になっています。判定の基準を大きく取れ、という指摘になっています。
この章句が説くこと
作法通達放達判定枠
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