呻吟語 / 外篇・品藻・達人・高士・聖人・眾人
達人落葉窮通,浮雲生死;高士睥睨古今,玩弄六合;聖人古今一息,萬物一身;眾人塵棄天真,腥集世味。
新字:達人落葉窮通,浮雲生死;高士睥睨古今,玩弄六合;聖人古今一息,万物一身;眾人塵棄天真,腥集世味。
書き下し
達人は窮通を落葉とし、死生を浮雲とす。高士は古今を睥睨し、六合を玩弄す。聖人は古今を一息とし、萬物を一身とす。眾人は天真を塵棄し、世味に腥集す。
現代語訳
達人は窮達を落ち葉とし、死生を浮き雲とします。高い士は古今を睨め回し、天地四方を玩びます。聖人は古今を一息とし、万物を自分の一身とします。大勢の人は生まれたままの真を塵のように捨て、世の味に群がります。
解説
四種の人を、世界との距離で描きます。達人は軽んじ、高士は玩び、聖人は一体とし、常人は群がる。上二つは離れる方向、聖人は一つになる方向です。離れることが最上ではないという構図が要点で、前に出てきた、塵に入って染まらないという段と同じ立場が示されています。離れることが最上ではない、という構図が要点です。
この章句が説くこと
達人高士聖人距離一体
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