呻吟語 / 外篇・品藻・亡國敗家は端に斯の人なり
此藉君子之名,而濟小人之私者也。亡國敗家,端是斯人。
新字:此藉君子之名,而済小人之私者也。亡国敗家,端是斯人。
書き下し
此れ君子の名を藉りて、小人の私を濟す者なり。亡國敗家は、端に是れ斯の人なり。
現代語訳
これは君子の名を借りて、小人の私心を遂げる者です。国を滅ぼし家を敗るのは、まさにこの人です。
解説
前の段を受けた、短い断定です。君子の名を借りて私を遂げる者が、国を滅ぼし家を敗る。明らかな悪人ではなく、善人の顔をした者が最も危ういという結論です。二段で一つの議論が完結しており、見分けにくさこそが害の大きさだという構図が、ここではっきり示されています。見分けにくさこそが害の大きさだ、という構図です。
この章句が説くこと
偽君子亡国私名断定
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