呻吟語 / 外篇・聖賢・才かに人をして異樣と覺えしめば
休作世上另一種人,形一世之短。聖人也只是與人一般,才使人覺異樣便不是聖人。
新字:休作世上另一種人,形一世之短。聖人也只是与人一般,才使人覚異様便不是聖人。
書き下し
世上に另に一種の人と作りて、一世の短を形す休め。聖人も也た只だ是れ人と一般なり。才かに人をして異樣と覺えしめば便ち是れ聖人ならず。
現代語訳
世の中で別種の人になって、その世の短所を際立たせてはいけません。聖人もまた人と同じようにしています。少しでも人に変わっていると感じさせれば、それはもう聖人ではありません。
解説
変わり者になることを戒めます。自分が別種になれば、周りの短所が際立ってしまうからです。そして聖人は人と同じだとし、変わって見えた時点で聖人でないと言い切ります。前に出てきた、俗を抜けようとして外れるなという段と同じ主張で、こちらは周りへの影響という理由が添えられています。周りへの影響という理由が、ここで添えられています。
この章句が説くこと
同化変わり者聖人周囲影響
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