呻吟語 / 外篇・聖賢・二公の得る所を觀る可し
明道答安石能使愧屈,伊川答子由,遂激成三黨,可以觀二公所得。
新字:明道答安石能使愧屈,伊川答子由,遂激成三党,可以観二公所得。
書き下し
明道の安石に答ふるは能く愧屈せしむ。伊川の子由に答ふるは、遂に三黨を激成す。以て二公の得る所を觀る可し。
現代語訳
程明道が王安石に答えたときは、相手を恥じ入らせ屈服させることができました。程伊川が蘇子由に答えたときは、ついに三つの党派を激しく作り出す結果になりました。これで二人の得たものが見て取れます。
解説
同じ程氏の兄弟が、論争の結果でまるで違う結末を迎えたことを対比します。一方は相手を恥じ入らせ、一方は党派の対立を生んだ。学識ではなく、応対の仕方が結果を分けたということです。学問の深さを、議論の後に何が残ったかで測る見方が示された一段になっています。学問の深さを、議論の後に何が残ったかで測る見方です。
この章句が説くこと
論争結果明道伊川応対
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