呻吟語 / 外篇・聖賢・堯舜の業は今に至るまで在り
自古功業,惟孔孟最大且久。時雍風動,今日百姓也沒受用處,賴孔孟與之發揮,而堯、舜之業至今在。
新字:自古功業,惟孔孟最大且久。時雍風動,今日百姓也没受用処,頼孔孟与之発揮,而堯、舜之業至今在。
書き下し
自古の功業は、惟だ孔孟のみ最も大にして且つ久し。時雍風動するも、今日の百姓も也た受用の處沒し。孔孟の之が與に發揮するに賴りて、堯・舜の業は今に至るまで在り。
現代語訳
昔から今までの功業で、孔子と孟子のものが最も大きく、かつ久しい。世が和らぎ風が動いたとしても、今日の民にはもう使いどころがありません。孔子と孟子が言葉にして伝えてくれたおかげで、堯舜の業は今に至るまで残っています。
解説
功業の大きさを、持続の長さで測ります。堯舜の治世そのものは、今の民には届きません。残ったのは孔孟が言葉にしたからです。つまり記録し伝えた側の功業のほうが大きい。政治の成果より、それを言葉にして残す仕事を上に置く見方で、学問の価値を功業として示した一段になっています。学問の価値を、功業として示した一段になっています。
この章句が説くこと
功業持続記録孔孟学問
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