呻吟語 / 外篇・世運・六合は個の情世界
六合是個情世界,萬物生於情死於情。至人無情,聖人調情,君子制情,小人縱情。
新字:六合是個情世界,万物生於情死於情。至人無情,聖人調情,君子制情,小人縦情。
書き下し
六合は是れ個の情世界なり。萬物は情に生じ情に死す。至人は情無く、聖人は情を調へ、君子は情を制し、小人は情を縱にす。
現代語訳
天地四方は一つの情の世界です。万物は情によって生まれ、情によって死にます。至人には情が無く、聖人は情を調え、君子は情を制し、小人は情をほしいままにします。
解説
世界を情の場と規定したうえで、情への向き合い方を四段に分けます。無い、調える、制する、ほしいままにする。上二つは扱える側、下二つは扱われる側です。とくに聖人が調えるとされ、消すのではないのが要点でしょう。前に出てきた好悪の四段と同じ構成で、自分の位置が測れる形になっています。聖人が消すのではなく調えるとされているのが、要点です。
この章句が説くこと
情四段至人聖人制御
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