呻吟語 / 外篇・世運・人人分に安んずれば則ち天下事無し
故人人安分則天下無事。
書き下し
故に人人分に安んずれば則ち天下事無し。
現代語訳
だから一人一人が分に安んじれば、天下に事は起きません。
解説
前の段を受けた一行の締めです。足るを知れば余りが出て、分に安んじれば事が起きない。二つの段で、天下泰平の条件が個人の心の在り方に帰されます。制度でも力でもなく、めいめいの知足と安分。この書が繰り返す、変化の起点は常に個人にあるという立場が、世運篇でも貫かれています。変化の起点は常に個人にあるという立場が、貫かれています。
この章句が説くこと
安分知足天下起点個人
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