呻吟語 / 外篇・天地・一兩個の縱橫を容れ得ず
世界雖大,容得千萬人忍讓,容不得一兩個縱橫。
新字:世界雖大,容得千万人忍譲,容不得一両個縦横。
書き下し
世界は大なりと雖も、千萬人の忍讓を容れ得るも、一兩個の縱橫を容れ得ず。
現代語訳
世界は大きいけれども、千万人の忍び譲る者を容れることはできても、一人二人の勝手に振る舞う者を容れることはできません。
解説
収容量を、人数ではなく振る舞いで測ります。譲る人なら千万人入れるが、好き勝手に振る舞う人は一人二人でも入らない。場所を取るのは体ではなく態度だという見立てです。二十字ほどで、譲ることが空間を生むという理屈が示されており、混み合った場所での身の処し方として読めます。混み合った場所での、身の処し方としても読めます。
この章句が説くこと
忍譲縦横収容態度空間
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