呻吟語 / 外篇・天地・之に因るのみ
天地之於萬物,因之而已,分毫不與焉。
新字:天地之於万物,因之而已,分毫不与焉。
書き下し
天地の萬物に於けるは、之に因るのみ、分毫も與らざるなり。
現代語訳
天地が万物に対してすることは、ただそれに因るだけで、毛ほども関わりません。
解説
天地の関わり方を、因るという一字に絞ります。手を加えず、ただそのものに任せる。前に出てきた、雨は物を潤そうとしていないという段と同じ立場です。そして因という語は、應務篇で人を動かす技術として出てきた語でもあります。天地の仕方をそのまま人が真似るという構図が、ここで結ばれます。天地の仕方を、そのまま人が真似るという構図です。
この章句が説くこと
因無干渉天地任せる技術
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