呻吟語 / 外篇・天地・一副の大蒸籠
兩間氣化,總是一副大蒸籠。
新字:両間気化,総是一副大蒸籠。
書き下し
兩間の氣化は、總て是れ一副の大蒸籠なり。
現代語訳
天地のあいだの気の働きは、まるごと一つの大きな蒸籠です。
解説
世界全体を、一つの蒸籠にたとえます。下から火が入り、湿った熱が満ち、中のものが蒸されて変わっていく。台所の道具を持ち出すことで、壮大な気化の働きが一気に身近になります。十数字ですが、前の段までの雨や雪や四季の議論を一つの像にまとめる働きを持った一段です。前の段までの雨や雪や四季の議論を、一つの像にまとめています。
この章句が説くこと
気化蒸籠比喩天地身近
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