人物志 / 九徵
猶火日外照,不能內見;金水內映,不能外光。
書き下し
猶ほ火日の外を照らして、內を見る能はず、金水の內に映じて、外に光る能はざるがごとし。
現代語訳
それはちょうど、火や太陽が外を照らすが内側を見通せず、金属や水が内側に物を映すが外を照らせないのと同じである。
解説
火や太陽は外を照らすが自分の内側を見せず、水や金属は内側に物を映すが外を照らさない。人物志はこの比喩で、外向きの力と内向きの力は別物だと説く。人前で堂々と振る舞える力と、内省し自分を見つめる力は、必ずしも同じ人に同時に備わるわけではない。自分にどちらの力があるかを知ることが、無理のない生き方につながる。
この章句が説くこと
比喩長所短所内と外
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