呻吟語 / 外篇・天地・天地一歲一呼吸
萬物發生,皆是流於既溢之餘,萬物收斂,皆是勞於既極之後。天地一歲一呼吸,而萬物隨之。
新字:万物発生,皆是流於既溢之余,万物収斂,皆是労於既極之後。天地一歳一呼吸,而万物随之。
書き下し
萬物の發生するは、皆な是れ既に溢るるの餘に流る。萬物の收斂するは、皆な是れ既に極まるの後に勞る。天地は一歲に一呼吸して、萬物之に隨ふ。
現代語訳
万物が生じるのは、みなすでにあふれた余りが流れ出すからです。万物が収まるのは、みなすでに極まった後に疲れるからです。天地は一年に一呼吸し、万物がそれに従います。
解説
生成を余りの流出、収斂を極まった後の疲れとして説明します。どちらも意図的な行いではなく、量の結果です。そして天地の一年一呼吸という像に収められます。前に出てきた、四季を一呼吸とする段と同じ構図ですが、こちらは溢れと疲れという体感の言葉で語られているのが特徴になっています。溢れと疲れという、体感の言葉で語られているのが特徴です。
この章句が説くこと
生成収斂余り疲れ呼吸
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