呻吟語 / 外篇・天地・形は氣の橐囊なり
形者,氣之橐囊也。氣者,形之線索也。無形,則氣無所憑籍以生;無氣,則形無所鼓舞以為生。形須臾不可無氣,氣無形則萬古依然在宇宙間也。
新字:形者,気之橐囊也。気者,形之線索也。無形,則気無所憑籍以生;無気,則形無所鼓舞以為生。形須臾不可無気,気無形則万古依然在宇宙間也。
書き下し
形なる者は、氣の橐囊なり。氣なる者は、形の線索なり。形無ければ、則ち氣憑籍して以て生ずる所無し。氣無ければ、則ち形鼓舞して以て生を為す所無し。形は須臾も氣無かる可からず。氣は形無ければ則ち萬古依然として宇宙の間に在るなり。
現代語訳
形は気を入れる袋です。気は形を動かす糸です。形が無ければ、気は寄りかかって生じる場所がありません。気が無ければ、形は奮い立って生きる手立てがありません。形は一瞬も気なしではいられません。気は形が無くても、万古そのまま宇宙のあいだに在り続けます。
解説
形と気を、袋と糸にたとえます。互いに必要としているようで、依存の度合いが違う。形は一瞬も気なしでいられないのに、気は形が無くても在り続ける。この非対称が要点です。死んだ後に何が残るかという問いへの、この書なりの答えにもなっており、前に出てきた元気の議論と一続きです。死んだ後に何が残るかという問いへの、答えにもなっています。
この章句が説くこと
形気袋糸非対称不滅
関連する章句
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『呻吟語』外篇・天地・無氣則不存、無形則不住天地萬物は只だ是れ一氣の聚散のみ、更に別個無し。形なる者は、氣の附きて以て凝結と為る所なり。氣なる者は、形の托して以て運動と為る所なり。氣無ければ則ち形存せず、形無ければ則ち氣住まらず。
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