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呻吟語 / 外篇・天地・客氣相ひ奪ふ

天地發萬物之氣到無外處,止收斂之氣到無內處。止不至而止者,非本氣不足,則客氣相奪也。

新字:天地発万物之気到無外処,止収斂之気到無内処。止不至而止者,非本気不足,則客気相奪也。

書き下し

天地の萬物を發するの氣は無外の處に到り、收斂の氣は無內の處に到る。止まるに至らずして止まる者は、本氣足らざるに非ずんば、則ち客氣相ひ奪ふなり。

現代語訳

天地が万物を発する気は外の無いところまで届き、収める気は内の無いところまで届きます。届くべきところに至らずに止まってしまうのは、元の気が足りないか、外から来た気が奪っているかです。

解説

気が届くべき限界まで届かない場合の原因を、二つに絞ります。元の気の不足か、外来の気による妨害か。自分の力の不足と、外からの干渉。どちらかを見分ければ、対処が決まります。前に出てきた、昏さか弱さかを見分けよという段と同じ診断の形で、こちらは自然の働きに当てはめられています。どちらかを見分ければ、対処が決まるという形です。

この章句が説くこと

限界不足妨害診断

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