呻吟語 / 外篇・天地・不齊に生じて齊に死す
天地之氣化,生於不齊,而死於齊。故萬物參差,萬事雜揉,勢固然耳,天地亦主張不得。
新字:天地之気化,生於不斉,而死於斉。故万物参差,万事雑揉,勢固然耳,天地亦主張不得。
書き下し
天地の氣化は、不齊に生じて、齊に死す。故に萬物は參差、萬事は雜揉たり。勢固より然るのみ、天地も亦た主張し得ず。
現代語訳
天地の気の働きは、揃っていないところから生まれ、揃ったところで死にます。だから万物は不ぞろいで、万事は入り混じっています。勢いとしてそうなるだけで、天地でさえ思い通りにできません。
解説
揃っていないことを、生命の条件とします。差があるから動きが生まれ、揃えば止まるということです。だから万物が不ぞろいなのは欠陥ではなく、生きている証拠になります。しかも天地でさえ揃えられないと言い添えます。統一を目指す発想に、根本から疑問符を打つ一段になっています。統一を目指す発想に、根本から疑問符を打つ一段です。
この章句が説くこと
不斉多様生死統一自然
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