呻吟語 / 内篇・養生・篋に在れば香は韞む
在篋香韞,在几香損,在爐香燼。
新字:在篋香韞,在几香損,在炉香燼。
書き下し
篋に在れば香は韞み、几に在れば香は損し、爐に在れば香は燼く。
現代語訳
箱の中にあれば香は籠もり、机の上にあれば香は減り、香炉にあれば香は燃え尽きます。
解説
同じ香が、置き場所で運命を変えることを示します。しまえば保たれ、出せば減り、焚けば尽きる。三段で消耗の速さが上がっていきます。才や身についても同じで、使う場に出るほど早く尽きる。養生篇に置かれているので、身の置き場所の話として読むのが自然でしょう。十数字で消耗の法則を示した一段です。使う場に出るほど、早く尽きるということでもあります。
この章句が説くこと
消耗香置き場所保存燃焼
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