呻吟語 / 内篇・養生・惟だ仁者のみ能く泄らす
夫水遏之,乃所以多之;泄之,乃所以竭之。惟仁者能泄。
書き下し
夫れ水は之を遏むるは、乃ち之を多くする所以なり。之を泄らすは、乃ち之を竭くす所以なり。惟だ仁者のみ能く泄らす。
現代語訳
水は堰き止めれば増え、流せば尽きます。ただ仁者だけがそれを流せます。
解説
養生篇の冒頭に、水の比喩が置かれます。堰き止めれば溜まり、流せば減る。当たり前のことですが、それを仁者だけができると言うところが独特です。溜めておけば力になるものを、あえて流す。次の段で智者の側が示され、二段で一つの議論になります。養生を、貯めることではなく流すことから始める構成です。養生を、貯めることではなく流すことから始める構成です。
この章句が説くこと
水堰放流仁者養生
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