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呻吟語 / 内篇・應務・閑時無ければ那ぞ忙有らん

才逢樂處須知苦,既沒閑時那有忙。

新字:才逢楽処須知苦,既没閑時那有忙。

書き下し

才かに樂しき處に逢へば須らく苦を知るべし。既に閑時沒くんば那ぞ忙有らん。

現代語訳

楽しいところに行き会ったら、必ず苦しさを思うべきです。そもそも暇な時が無ければ、どうして忙しい時があるでしょうか。

解説

楽と苦、暇と忙を対にして、片方だけでは成り立たないことを示します。楽しい時に苦を思うのは備えですが、後半はもう一歩進んで、暇が無ければ忙しさも無いと言います。対になる相手があって初めて意味が生じるという見方です。忙しいと感じること自体が、暇があった証拠になるという読み方もできます。忙しさ自体が、暇があった証拠だとも読めます。

この章句が説くこと

苦楽閑忙備え相対

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