呻吟語 / 内篇・應務・苟の時に苟せざれば真に苟せず
苟時不苟真不苟,忙處無忙再無忙。
新字:苟時不苟真不苟,忙処無忙再無忙。
書き下し
苟の時に苟せざれば真に苟せず、忙の處に忙無ければ再び忙無し。
現代語訳
間に合わせになりやすい時に間に合わせにしなければ、本当に間に合わせにしません。忙しい場で忙しくしなければ、二度と忙しくなりません。
解説
苟と忙を、それぞれ最も陥りやすい場面で試します。間に合わせにしたくなる時に踏みとどまれば本物、忙しい場で慌てなければもう慌てない。どちらも一度越えれば身につくという構図です。前に出てきた、間に合わせが一つ入れば残りも全部そうなるという段と対になっており、こちらは良い方向の連鎖を示しています。良い方向の連鎖を、示した一段になっています。
この章句が説くこと
苟忙試練連鎖習慣
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