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呻吟語 / 内篇・應務・閒暇に心を留めず

閒暇時留心不成,倉卒時措手不得。胡亂支吾,任其成敗,或悔或不悔,事過後依然如昨世之人。如此者,百人而百也。

新字:閒暇時留心不成,倉卒時措手不得。胡乱支吾,任其成敗,或悔或不悔,事過後依然如昨世之人。如此者,百人而百也。

書き下し

閒暇の時に心を留めて成らざれば、倉卒の時に手を措くを得ず。胡亂に支吾して、其の成敗に任せ、或いは悔い或いは悔いず、事過ぎて後依然として昨の如し。世の人此の如き者は、百人にして百なり。

現代語訳

暇な時に心を留めておかなければ、とっさの時に手のつけようがありません。でたらめに言い繕い、成るも敗れるも成り行きに任せ、悔やんだり悔やまなかったりして、事が過ぎた後は相変わらず昨日のままです。世の人でこういう者は、百人いれば百人です。

解説

應務篇の冒頭に、備えの話が置かれます。暇な時に心を留めないから、とっさに手が出ない。そして失敗した後も変わらないと続きます。厳しいのは最後の一行で、こういう人は百人中百人だと言う。例外を認めない言い方によって、読者も当然その中に入ります。事に応ずる篇の始まりにふさわしい、逃げ場の無い一段です。事に応ずる篇の始まりにふさわしい、逃げ場の無い一段です。

この章句が説くこと

備え閑暇とっさ失敗反復

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