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呻吟語 / 内篇・應務・虎を攖れ龍鱗を欿る

辦天下大事,要精詳,要通變,要果斷,要執持。才鬆軟怠弛,何異鼠頭蛇尾?除天下大奸,要顧慮,要深沉,要突卒,要潔絕,才張皇疏慢,是攖虎欿龍鱗。

新字:辦天下大事,要精詳,要通変,要果断,要執持。才鬆軟怠弛,何異鼠頭蛇尾?除天下大奸,要顧慮,要深沈,要突卒,要潔絶,才張皇疏慢,是攖虎欿竜鱗。

書き下し

天下の大事を辦ずるは、精詳を要し、通變を要し、果斷を要し、執持を要す。才かに鬆軟怠弛ならば、何ぞ鼠頭蛇尾に異ならん。天下の大奸を除くは、顧慮を要し、深沉を要し、突卒を要し、潔絕を要す。才かに張皇疏慢ならば、是れ虎を攖れ龍鱗を欿るなり。

現代語訳

天下の大事を成し遂げるには、精しく詳しく、変化に通じ、思い切って断じ、守り通すことが必要です。少しでも緩んで怠れば、鼠の頭に蛇の尻尾と何が違うでしょうか。天下の大きな奸物を除くには、慮り、深く沈み、不意を突き、きれいに断ち切ることが必要です。少しでも騒がしく疎かであれば、それは虎に触れ龍の鱗を逆撫でするようなものです。

解説

大事を成すことと、奸物を除くことで、必要な条件を分けます。前者は精詳、通変、果断、執持。後者は顧慮、深沉、突卒、潔絶。後者には不意打ちときれいな断ち切りが入っており、途中で止められないという性質が現れています。そして失敗した場合の像が虎と龍。同じ大仕事でも、性質が違うと示した一段です。同じ大仕事でも、性質が違うと示した一段になっています。

この章句が説くこと

大事除奸条件不意危険

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