呻吟語 / 内篇・應務・兒女子の情
事見到無不可時便斬截做,不要留戀,兒女子之情不足以語辦大事者也。
新字:事見到無不可時便斬截做,不要留恋,児女子之情不足以語辦大事者也。
書き下し
事見到りて不可無き時は、便ち斬截して做せ。留戀するを要せず。兒女子の情は以て大事を辦ずる者に語るに足らざるなり。
現代語訳
事が見通せてどこにも差し支えが無い時には、きっぱりと切ってやりなさい。未練を残してはいけません。子どもや女のような情は、大事を成し遂げる者に語るに足りません。
解説
見通しがついたら未練を残すなという段です。当時の言い回しには今の目には受け入れがたい表現もありますが、言わんとするのは情に引かれて決断を先延ばしにするなということです。前に出てきた、決めたら泥を引きずるなという段と同じ主張で、こちらは未練という感情を名指しして退けています。情に引かれて決断を先延ばしにするな、という主張です。
この章句が説くこと
決断未練情先延ばし実行
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