呻吟語 / 内篇・應務・舟中の失火
舟中失火,須思救法。
書き下し
舟中に火を失せば、須らく救法を思ふべし。
現代語訳
舟の中で火が出たら、必ず消し止める方法を考えなさい。
解説
十字ほどの一段です。舟の上の火事は、逃げ場が無く水に囲まれているという特殊な状況です。飛び込めば助からず、放っておけば沈む。だから消すしかありません。逃げられない場面での覚悟を、一つの情景だけで示した形になっています。次の段でも、また別の難場面が短く置かれます。逃げられない場面での覚悟を、一つの情景だけで示しています。飛び込めば助からず、放っておけば沈むのです。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
危機逃げ場覚悟舟火
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