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呻吟語 / 内篇・應務・愛重なれば隙を成す

恩莫到無以加處:情薄易厚,愛重成隙。

新字:恩莫到無以加処:情薄易厚,愛重成隙。

書き下し

恩は以て加ふる無きの處に到る莫かれ。情薄ければ厚くし易く、愛重なれば隙を成す。

現代語訳

恩は、これ以上加えようのないところまで行ってはいけません。情が薄ければ厚くしやすく、愛が重すぎれば隙間ができます。

解説

恩に上限を設けよと言います。上限まで施せば、それ以上加えられず、減らせば恨まれます。そして情の薄さと愛の重さを対比します。薄ければ後で厚くできるが、重すぎれば必ず隙が生じる。前に出てきた、恩の穴は塞げないという段と同じ主張で、こちらは人間関係の余地として描かれた一段になっています。人間関係の余地として、描かれた一段になっています。
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この章句が説くこと

恩上限余地愛隙

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