呻吟語 / 内篇・應務・清くして激せざれば就ち好し
流俗污世中真難做人,又跳脫不出,只是清而不激就好。
書き下し
流俗污世の中は真に人を做し難し。又た跳脫し出でず。只だ是れ清くして激せざれば就ち好し。
現代語訳
流れる俗と汚れた世の中では、本当に人として生きるのが難しい。それでいて抜け出すこともできません。ただ清らかでありながら激しくならなければ、それでよいのです。
解説
濁った世で生きる難しさを認め、抜け出せないことも認めます。そのうえで条件を二つだけ示します。清らかであること、激しくならないこと。清らかさだけでは孤立し、激しくなれば衝突する。前に出てきた、清さは濁りに妬まれるのだから刺激するなという段と同じ主張で、こちらは生き方の指針として短く示されています。清らかさだけでは孤立し、激しくなれば衝突します。
この章句が説くこと
濁世清激孤立指針
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