論語 / 為政篇
子曰、君子周而不比、小人比而不周。
書き下し
子曰く、君子は周して比せず、小人は比して周せず。
現代語訳
君子は人と広く親しむが、派閥をつくらない。小人は派閥をつくるが、真に人と親しむことはない。
解説
孔子は「君子は広く人と親しみ合うが、徒党を組んで固まることはない。つまらない人間は徒党を組んで固まるが、広く人と親しみ合うことはない」と言いました。気の合う一部の人とだけ固まって他の人を締め出すのではなく、誰に対しても分け隔てなく接する。それが人格の整った人の姿だという教えです。これは職場だけでなく、学校の保護者会や地域の集まりでも起こりがちなことです。仲の良い数人だけで固まって他の人を遠ざけると、その場の空気は狭く息苦しいものになります。好き嫌いで人を選ばず、誰とでも分け隔てなく付き合おうとする姿勢が、集まり全体を風通しよく保ち、人と人との結びつきを健やかなものにします。
この章句が説くこと
人間関係公平孤立
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