呻吟語 / 内篇・應務・七つの責めざる
卑幼有過,慎其所以責讓之者:對眾不責,愧悔不責,暮夜不則,正飲食不責,正歡慶不責,正悲憂不責,疾病不責。
新字:卑幼有過,慎其所以責譲之者:対眾不責,愧悔不責,暮夜不則,正飲食不責,正歓慶不責,正悲憂不責,疾病不責。
書き下し
卑幼に過ち有らば、其の責讓する所以の者を慎め。眾に對しては責めず、愧悔すれば責めず、暮夜には責めず、飲食を正しくすれば責めず、歡慶を正しくすれば責めず、悲憂を正しくすれば責めず、疾病には責めず。
現代語訳
目下の者に過ちがあれば、責める仕方を慎みなさい。大勢の前では責めない。すでに恥じ悔いていれば責めない。夜には責めない。食事の最中には責めない。祝い事の最中には責めない。悲しんでいる最中には責めない。病んでいるときには責めない。
解説
叱ってはならない場面を七つ挙げます。人前、すでに悔いている時、夜、食事中、祝い事、悲しみの中、病中。並べてみると、叱ってよい場面がごくわずかしか残りません。相手が受け取れる状態かどうかを基準にしており、叱責を伝達の技術として扱う立場がはっきり出ています。今の職場にもそのまま使える一段です。今の職場にも、そのまま使える一段になっています。
この章句が説くこと
叱責七戒場面受け取り配慮
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