呻吟語 / 内篇・應務・定靜安慮得の五字
定、靜、安、慮、得,此五字時時有,事事有,離了此五字便是孟浪做。
新字:定、静、安、慮、得,此五字時時有,事事有,離了此五字便是孟浪做。
書き下し
定・靜・安・慮・得、此の五字は時時に有り、事事に有り。此の五字を離れなば便ち是れ孟浪に做すなり。
現代語訳
定まる、静まる、安らぐ、慮る、得る。この五字は、いつでもあり、どの事にもあります。この五字を離れれば、それはでたらめにやっているだけです。
解説
大学の五段を、特別な修養の順序ではなく日常のすべてに当てはまる過程として読みます。どんな小さな事にも、定まり静まり安らいで考えて得るという道筋がある。だから五字を飛ばせばでたらめになる、と。前に出てきた、安んじて後に慮るという段の実用版で、日々の作業に当てはめる形が示されています。日々の作業に当てはめる形が、ここで示されています。
この章句が説くこと
大学五字順序日常でたらめ
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