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呻吟語 / 内篇・應務・君子は其の激する所以を慎む

水激逆流,火激橫發,人激亂作,君子慎其所以激者。愧之,則小人可使為君子,激之,則君子可使為小人。

新字:水激逆流,火激横発,人激乱作,君子慎其所以激者。愧之,則小人可使為君子,激之,則君子可使為小人。

書き下し

水激すれば逆流し、火激すれば橫發し、人激すれば亂作す。君子は其の激する所以の者を慎む。之を愧ぢしむれば、則ち小人も君子と為らしむ可し。之を激すれば、則ち君子も小人と為らしむ可し。

現代語訳

水は激しく当たれば逆流し、火は激しく煽れば横に走り、人は激しく当たれば乱れを起こします。君子は、相手を激する原因のほうを慎みます。恥じさせれば、小人でも君子にできます。激すれば、君子でも小人にできます。

解説

水と火と人を並べ、激すれば必ず思わぬ方向へ走ると示します。そして最後の二句が鮮やかです。恥じさせれば小人が君子になり、激すれば君子が小人になる。相手の人品が固定ではなく、こちらの当て方で動くという見方です。人を変えるのは教えではなく、当て方だという結論になっています。人を変えるのは教えではなく、当て方だという結論です。

この章句が説くこと

激発変化当て方人品

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