呻吟語 / 内篇・應務・五つの休め
飯休不嚼就咽,路休不看就走,人休不擇就交,話休不想就說,事休不思就做。
新字:飯休不嚼就咽,路休不看就走,人休不択就交,話休不想就説,事休不思就做。
書き下し
飯は嚼まずして咽むを休め、路は看ずして走るを休め、人は擇ばずして交はるを休め、話は想はずして說くを休め、事は思はずして做すを休め。
現代語訳
飯は噛まずに飲み込むな。道は見ずに走るな。人は選ばずに交わるな。話は考えずに言うな。事は思わずにするな。
解説
五つの禁止を、同じ形で並べます。飯、道、人、話、事。最初の二つは身体の話なので誰もが頷き、その勢いで残りの三つも入ってきます。しかも五つとも、一手前の手続きを飛ばすなという同じ構造です。噛む、見る、選ぶ、考える、思う。日々の暮らしのすべてに、省いてはならない一手があると示した一段になっています。暮らしのすべてに、省いてはならない一手があります。
この章句が説くこと
手順飛ばす五戒日常慎み
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