呻吟語 / 内篇・應務・裡面の分數足りて始めて得
不以外至者為榮辱,極有受用處,然須是裡面分數足始得。
新字:不以外至者為栄辱,極有受用処,然須是裡面分数足始得。
書き下し
外より至る者を以て榮辱と為さざるは、極めて受用の處有り。然れども須らく是れ裡面の分數足りて始めて得べし。
現代語訳
外から来るものを栄辱としないのは、実に大きな使いどころがあります。ただし内側の分量が足りて初めてできることです。
解説
外の評価に動じない態度を勧めつつ、条件を付けます。内側が満ちていなければできない、と。強がりで無視するのと、満ちているから動じないのは別物だということです。前に出てきた、万金の商人は数日売れなくても憂えないという段と同じ構図で、動じなさが蓄えの結果だと示されています。動じなさが、蓄えの結果だと示されている一段です。
この章句が説くこと
評価内実動じない蓄え条件
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