呻吟語 / 内篇・應務・再びして詳らかなれば後憂無し
再之略,不如一之詳也;一之詳,不如再之詳也,再詳無後憂矣。
書き下し
再びするの略なるは、一たびするの詳らかなるに如かず。一たびするの詳らかなるは、再びするの詳らかなるに如かず。再びして詳らかなれば後憂無し。
現代語訳
二度やって粗いのは、一度やって詳しいのに及びません。一度やって詳しいのは、二度やって詳しいのに及びません。二度やって詳しければ、後の憂いはありません。
解説
回数と精度を掛け合わせて、三段に並べます。二度粗い、一度詳しい、二度詳しい。回数を増やすだけでは精度に及ばず、精度があっても二度やるのに及ばない。点検の設計として明快で、最上は同じ密度で二度やることになります。念入りさの意味を、回数と精度の掛け算で示した一段です。念入りさの意味を、回数と精度の掛け算で示しています。
この章句が説くこと
点検精度回数掛け算後憂
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